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金城芳子基金

概要

『金城芳子基金』は、「沖縄女性の地位向上のために役立てたい」と、願っていた金城芳子さん(1902-1991)の生前の強い意思により、ご遺族によって1992年(平成4年)に創設されました。
 
金城芳子さんは、沖縄学の創始者・伊波普猷らの感化を受け、近代女性の自我に目覚めた沖縄女性の草分けの一人で、方言学者の夫・金城朝永の沖縄研究を支えてきました。 自らも社会福祉事業に携わり、東京ひめゆり同窓会や「東京おきなわふるさとの家」を主宰するとともに、沖縄協会評議員、「沖縄青少年相談相手」として、本土で働く沖縄 青少年のよき相談相手役を努めるなど精力的に活動されていました。
 

【参考】運営委員の由井晶子さんに『季刊沖縄』第25号で「金城芳子基金10年」(PDF)と題し、執筆いただきました。

「金城芳子基金10年」(PDF)(2018-04-12・331KB)


1.目 的
沖縄女性のため、社会的に意義のある活動や調査研究を行う個人、団体及びグループに資金を助成する。
2.助成課題
沖縄女性のため社会的に意義のある活動や調査研究であること。
3.応募資格
原則として女性であること(個人、団体及びグループ)
4.審 査
運営委員会が行う。必要に応じて有識者を依頼する。
5.助成金額
300,000円
6.助成件数
毎事業年度1件
7.応募方法
自薦、他薦を問わない。
8.助成成果
助成後、約2年以内に実績報告を提出する。
9.応募締切
2024年3月31日(当日消印有効)
10.審査発表
4月下旬
11.助成金交付
発表後1か月以内
12.その他
(1) 審査結果はマスコミを通じて発表する。
(2) 応募資料その他は返却しない。
(3) 助成金を受けた個人、団体及びグループ名の公表を原則とし、2年以内に実績報告をすること。
(4) 個人、団体及びグループ名の公表を原則とする。
13.問い合わせ・応募先
「金城芳子基金」運営委員会
◎事務局長:浦崎 成子  TEL:098-944-5025  e-mail:urasaki1@diary.ocn.ne.jp
◎送付先:〒903-0117  沖縄県西原町翁長453-3 坂田ハイツA-46

金城芳子基金 運営委員会

委員長    宮城 晴美
事務局長   浦崎 成子
委 員    安次嶺 美代子
委 員    崎山 律子 
委 員    宮城 公子
委 員    喜久里 瑛

金城芳子基金 ―2022年度助成者―

【助成対象】 
 與儀 育子「生理の貧困を考える会おきなわ」
【助成事業】
「生理の貧困から浮かび上がってきた学校現場での生理の問題への取り組み
  ~アンケート実施による調査研究と解決案の提言~」
【助成理由】    
 「生理の貧困」問題は、コロナ禍で経済的側面から取り組まれてきたが、同会は
「正しい知識や情報を得られないことも生理の貧困」として、学校の個室トイレに
トイレットペーパー同様 生理用品の設置の必要性を行政や、教育現場、社会団体
に訴え成果を上げつつある。 その裏付けとして、小4~高校女子生徒を対象にアン
ケートを実施したことや、これまで極めて個人的なこととして処理されてきた子ども
の生理問題を、社会的問題として浮き彫りにしたことを評価した。
 今後全県的取り組みとして、学校の生理用品の設置状況のデータベース化や、国
他府県の政策の調査など、幅広い活動が予定されており、周りの理解を高め、女子
児童・生徒が快適な学校生活が送れることを期待したい。

 
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